韓国三大珍魚 真紅の鍋でコウライケツギョ・コウライオヤニラミを頂く

韓国三大珍魚 真紅の鍋でコウライケツギョ・コウライオヤニラミを頂く
韓国料理とは非常に魅力的だ。お隣の国でありながら新鮮な海産物と肉を日本とはまた違った形で味わうことができる。なんといっても唐辛子を多く使う。
そして唐辛子に含まれるカプサイシン効果に身をゆだねれば食欲増進・免疫力の向上はたまた、ダイエットや育毛の効果まである『らしい』。
これぞ韓国。市場やスーパーの至る所で唐辛子が並んでいる。
海産物も豊富。新鮮な海の幸に出会える水産市場。今回はテナガダコを選び調理してもらった。
活きたままのテナガダコを包丁でたたき塩と胡麻油で味付けするサンナッチという料理。食べると吸盤が口内に張り付くが、非常に美味であった。
韓国のお通し的なものであろうか?無料で10品ほどの小皿が並ぶ。これで十分満たされてしまうのだが…
高級魚アンコウのコチジャン炒め。キムチなどの小皿が10皿と御飯が付いて2500円程度。
旅の目的はもちろん食べ歩きではなく、韓国でどうしても釣ってみたい淡水魚が3種いた。以前Monsters Pro Shopの記事でも取り上げられていた、スカイゲイザー・コクチ(コウライオヤニラミ)そして、ソガリ(コウライケツギョ)三種である。
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今回は沖山朝俊(以下:しげる)、山根正之(以下:マサ)を連れ出し韓国の水辺を目指した。目的はこの三種の魚を釣り、真紅のキムチ鍋として調理し、舌鼓を打とうという計画だった。
そして、何より育毛効果に大いに期待した….
スカイゲイザー(Chanodichthys erythropterus)
東アジアの淡水域やアムール川などに生息。コイ科の魚で大型個体は1m2㎝・9㎏の記録があるワタカの近似種。中国の一部では食用ともされ市場にも並んでいる。
堰の周辺を回遊し夜間が釣りやすく中層から水面でルアーを引くと反応が良い。
推奨タックル
ロッド: | 5.3ftから6.5ft ライトからミディアムライトのバスロッド |
(TRANSCENDENCE ドワーフ5.3ft 使用) | |
リール: | 2000番 |
ライン: | フロロカーボン 4lbから6lb もしくは、PE0.3号から0.6号 リーダー8lb |
ルアー: | 3cmから8cmのミノー |
スピナー3gから5g | |
スプーン2gから5g |
コクチ(コウライオヤニラミ)
日本のオヤニラミとは近縁だが、朝鮮半島に生息する固有種で30㎝ほどにまで成長する大型種でもある。
瀬周辺にスピナーを通すと岩陰から出てきてルアーを追う。3種の中では比較的釣りやすい。
推奨タックル
ロッド: | 5.3ftから6.5ft ライトからミディアムライトのバスロッド |
(TRANSCENDENCE ドワーフ5.3ft 使用) | |
リール: | 2000番 |
ライン: | フロロカーボン 4lbから6lb もしくは、PE0.3号から0.6号 リーダー8lb |
ルアー: | 2gから5gのスピナー |
ソガリ(コウライケツギョ)
スズキ目 ケツギョ科の魚。体表のヒョウ柄が特徴的で美しい。普段は川底の岩などに身を隠し、餌となる小魚・昆虫・蟹などの甲殻類を見つけると果敢に襲いかかる。成長すれば40㎝~50㎝程になりルアーフィッシングの人気ターゲットである。同時に食用としても人気があり高級食材として扱われている。
因みに今回はエクストリーム Sin-Zo3インチ チルオリジナルカラー Sin-ZoHead 2.8gで全てのソガリを釣り上げた。
販売先:https://www.chilloutfishing.com/
推奨タックル
ロッド: | 5.3ftから6.5ft ライトからミディアムライトのバスロッド |
(TRANSCENDENCE ドワーフ5.3ft 使用) | |
リール: | 2000番 |
ライン: | フロロカーボン 4lbから6lb もしくは、PE0.3号から0.6号 リーダー8lb |
ルアー: | 5cmから8cmのミノー |
(エクストリーム SIN-ZO 3インチ チルオリジナルカラー) | |
ジグヘッド1gから5g(Sin-ZoHead 2.8g 使用) | |
しげる到着の二日前に前乗りした私とマサは、入国20時間程で3魚種を釣り上げた。ソガリに関しては、ルアーの操作に苦戦し5時間程かかってしまったことを除いては順調だった。
3魚種釣って目的を達成した私とマサは、ご機嫌でしげるを空港まで迎えに行った。しげるを車に乗せると、直ぐにポイントへ向かう。
釣行と長距離運転で疲労困憊だったマサは仮眠中、しげるにルアーの操作をアドバイスしウザくも先輩風を吹かせていたのだが、しげるは僅か10分ほどでいとも簡単に釣り上げてしまった。恥ずかしい限りだ…
苦戦する私を尻目にしげるは爆釣
苦戦する私を尻目にマサも爆釣
同時に先輩風は逆風に変わり、眠りから覚めたマサとしげるの厳しい指導が始まり、私も数匹のソガリを昨日の釣果に追加することができた。
同じポイントでオヤニラミも難なく釣り、昼食の準備をすることにした。河原の日陰に移動し調理に取り掛かった。
ソガリ・コウライオヤニラミ双方ぬめりが強く心配だったが、一度湯引きを行い、大量のキムチと野菜と共に鍋に放り込んだ。
ソガリ3匹とコウライオヤニラミ1匹を頂くことにする。
手際よく魚を捌くマサ。
河原でキムチ鍋の完成。
美味い!!でも辛い!!
ソガリとオヤニラミ双方淡白な白身。川魚特有の臭みはほとんど感じられない。海水魚に例えるならソガリはホクホクの鱈、コウライオヤニラミは身の締まったメバルといったところであろうか。
双方ともキムチとの相性も非常によく、僕らは真紅そして激辛の鍋を一気に平らげた。
胃腸の弱いマサ。あまりの辛さにお腹を壊し、人知れず茂みに隠れる事となった….
韓国釣行手配:Chill Trip
http://www.chillfishing.com/
※韓国では地域によって解禁日が異なりますが、5月から7月にかけて禁漁期間が設けられています。
向かう地域の禁漁期間、釣り禁止区域や、レギュレーションなどを事前に調べましょう!