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古代魚サラトガを釣って食べてみた(オーストラリア・クイーンズランド州)

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2019.02.13
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古代魚サラトガを釣って食べてみた(オーストラリア・クイーンズランド州)

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2019.02.13
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鍋田 陽二

1970年 福岡県生まれ
魚類と両生類をこよなく愛する中年冒険家&ハンター。
Facebook上の釣り愛好会『魚塾』の塾長を務める釣りバカでもある。

2019年1月、酷寒の日本と打って変わって気温40度を超えるオーストラリア・クイーンズランド州に向かった。目的は古代魚サザンサラトガである。

サラトガとは

サラトガは所謂アロワナの一種である。オーストラリアには東海岸近郊にサザンサラトガ、北部にノーザンサラトガの2種が生息しており、太古から変わらぬその容姿ゆえ古代魚とされる。

南米のアロワナに比べ比較的小柄ではあるが、縄張り意識が強く、自らのテリトリーに入ってくるルアーに非常にアグレッシブに攻撃してくる特性を持つ。
また、口周りは非常に硬く針かかりし辛く、バレやすいのでキャッチに至るまで難しい魚である。

今回の釣行の舞台となるボルンバダムにおいては 50cm以上の個体に関しては、ライセンス保持者に限り1日1匹のキープが許されている。

ブラジルアマゾンで頂いたブラックアロワナは、食した数人が腹痛に悩まされた以外、非常に美味しい魚だった。


ブラジル・ネグロ水系で釣れたブラックアロワナ。


刺身で美味しく頂いた。しかし、寄生虫などのリスクが高いのでお勧めはしない。

自身シルバーアロワナ・ブラックアロワナに次いで第三のアロワナであるサラトガを食してみたいという密かな企みは、実行に向けて着々と進行していたのである。   

さて、先ずは食材の調達。早朝は日が完全に昇りきるまで、夕方は暗くなるまでの薄暗い時間が最高の時合。特に早朝は水面にライズする姿も多く見受けられる。
その薄暗い時間はトップの釣り、日が昇っている明るい時間はスピナーベイトを中心とした中層からボトムの釣りが主体となる。

何れの時間も湖面から顔を出だす大木周り。岸よりのウイード周りに居ついていることが多く、そのポイントを中心に狙っていく。


ウイード周辺は鉄板のポイント。


湖に沈んだ大木周辺。岸際のウイード周辺よりも大型魚が居付いていることが多い。


湖畔には多くの野生動物や野鳥が姿をみせてくれる。


家畜と思われるが大型な牛が姿を現した。


ペリカンの一種だろうか。

スピナーベイトには、サラトガの固い口周りへのフッキング率を上げる為にトレーラフックを付けておいた。それが幸いしたのか、難なく50cmを超えるサラトガを手にすることができた。

 

調理

ロッジに持ち帰ったサラトガを早速調理。

先ずは鱗を剥ぐ。大きな鱗で剥ぎやすい。手でバリバリと剥ぐことができた。サラトガの鱗に映っていた美しいオレンジの斑点。これは鱗の下の皮に散りばめられており、鱗についた斑点ではなかった。

ブラックアロワナに引き続き、生食を食すことを企んでいたが、内臓を出そうとお腹に包丁を入れた段階で、その目論見が外れることとなる。部屋中に漂う強烈な臭み。鼻を突く異臭。非常に残念だが、火を通し調理することにした。

素材の味と風味を味わうために香草などは使わず、敢えて塩コショウのみでオーブンに入れることにした。
200度で30分程しっかり火を通すとこんがりと皮は焼け、その隙間から覗いた白身は美しくふわふわで柔らかな感じで仕上がった。

さていよいよ実食。見た目の通り、皮はサクッとして香ばしく、その下の身も脂がのっており、ふわふわで柔らかい。あれ!意外に美味しいぞ!と思った瞬間、鼻に強烈な淡水魚特有の臭みが突き抜けた。

しかし、強い臭みが感じられたのは1口目だけ。2口、3口と進んでいくにつれ、臭みに慣れたのだろうか、気になることなく完食に至った。特に腹周りは脂の乗りが凄く美味しく頂けた。

総称すると強烈な淡水魚臭を身にまとった上質で脂の乗った真鯛であった。
次回は臭みを消すハーブスパイスを用意したいものである。

同行者たちもこの臭くて美味しい魚に気を良くしたのか?宴は深夜まで及んだ。翌日は寝不足で釣りどころではない。

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