タスマニアデビルが多摩動物公園で公開 伝染病予防の目的で分散飼育
NEWS
2016.06.12
タスマニアデビルが多摩動物公園で公開 伝染病予防の目的で分散飼育
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2016.06.12
オーストラリア・タスマニア島固有の有袋類であるタスマニアデビルが6月11日から東京都日野市の多摩動物園で公開されている。
今回の公開飼育はタスマニア島で猛威を奮っている伝染病「デビル顔面腫瘍性疾患(Devil Facial Tumour Disease, DFTD)」のリスクを回避するための分散飼育の一環。公開されるのは二頭の雌である。
分散飼育は日本以外にもアメリカやニュージーランドでも行われる。タスマニアデビル(※写真はいずれもタスマニア島内の保護施設にて撮影)
タスマニアデビルは肉食性の有袋類で、極めて強靭な顎を持つこと、気性の荒さ、奇異な鳴き声などから悪魔を意味する「デビル」の名を冠している。
DFTDの蔓延で極めて急速に個体数が減少しているほか、交通事故の被害なども多く報告されており、国際自然保護連合によって絶滅危惧種に指定されている。
リンク: 多摩動物公園