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ツアーで五目釣り!西表島に行こう(後編)

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2018.09.01
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ツアーで五目釣り!西表島に行こう(後編)

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2018.09.01
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  • 西表島

時川真一

沖縄本島在住の、釣り、旅、おいしいもの好きイラストレーター。

著書に「自炊ごはん はじめてBOOK」(実務教育出版)「東京あんこ案内」(マイナビ)、「トキシンの漁港めし 魚めし」(近代美術)ほかがある。

名古屋からの3人組

「よろしくお願いしま~~~す!!」

東京、京都、沖縄とそれぞれバラバラに集まった5月17日からの前半組が無事にエキサイティングなマングローブリバーでの釣りを、そして島グルメもたっぷりと味わい帰られた後、入れ替わりにやってきたのは「オルカ」という名古屋のロッドメーカー3人組であった。

ツアーメンバー募集をかけてすぐに申し込みをしてくれた彼ら。
かねてより西表島にものすごく興味を持っており、また日本ではこの島にしか生息していない、ある魚を絶対に釣りたい!と闘志満々に上陸だ。

◉西表島フィッシングツアー問合わせ(トラウトアンドキング)
http://www.troutandking.com/


宿の前で。

左からオルカのHさん、Sさん、それから代表のOさん。20代から30代の若手ということで、前編登場の3人とはまた違った釣りスタイルを見せてくれるはず。

楽しみだ~~!


前半、後半組ともにお世話になった宿は、上陸港である上原港から歩いてすぐの「うえはら館」。


宿のロビーのボードには女将さんの娘さん(イケアショッピングが大好きで関ジャニの大ファン)が描いたかわいらしいイラストが。

和みますなぁ。


宿について早々に僕らを歓迎してくれたのは庭に出没のヤエヤマセマルハコガメ(Cuora flavomarginata evelynae)。

国の天然記念物だ。


大はしゃぎのメンバー。

みなさんかなりの動物マニアと見た!!

前半組と同様に島上陸後のオカッパリ(岸釣り)を楽しんでもらった後は、翌日から2日間のガイドフィッシングでお世話になるマリンボックスさん経営のレストラン・ロコで作戦会議を行った。
◉マリンボックス
http://www.marinebox.net/


レストラン隣の釣りアイテム販売ルームでガイドの宮城さんにヒットルアーを見せてもらっているところ。

どんなルアーかは、みなさんものぞきに行かれてみて下さいね!


ところで、今回のツアーに参加していただいた方には、僕がデザインしたスペシャルなマングローブジャック(ゴマフエダイ)ステッカーをセットでプレゼントさせてもらった。

マリンボックスさんでも販売しているのでどうぞヨロシク!


この島の釣りを思い切り楽しんで下さいね!

カンパーイ!!

 

西表島は海も楽しいのだ

翌朝、朝食後しばらくしてガイドさんが宿まで迎えにきてくれた。
この日も天気よし。
通常沖縄地方はGW明けから6月20日くらいまでは梅雨時期なのだが、僕が訪れるときはたいがい晴れちゃう♬


宿の朝食は庭に構えられた「西表の少年」という名のカフェでいただく。

スープとサラダつきの日替わりサンドが毎朝おいしかった!


午前9時。ガイドさんが宿まで迎えにきてくれた。

この日も2艇に分かれての出船だ。
相談の結果、僕とOさん、Hさんの3人がスモールボートで西部の仲良(ナカラ)川方面へ、オルカメンバーではあるがルアーフィッシング経験は浅いというSさんは東部の仲間川で宮城さんからマンツーマンレッスンを受けながらの釣りを楽しむことになった。


スモールボート組は白浜港から出船だ。

海を渡り、川に入る。

港を出て少ししたところでガイドのヨネちゃんがエンジンを切った。

「川の潮位がいいタイミングになるまで、海を少しやりましょう」

おお、前半組とは違った展開。

いろいろな釣りが楽しめる西表島なのである。


サンゴや岩が広がる浅場をルアーで攻めていく。

それにしてもきれいな海でしょ。


まずはマトフエフキ(Lethrinus harak)が釣れた。

ちなみにヒットルアーは“蛙スプーン”という沖縄生まれのスプーンだ。


Hさんがオグロトラギス(Parapercis hexophtalma)。


もー、いろいろ釣れちゃう。

Oさんがクマドリ(Balistapus undulatus)。
Hさんがアミメフエダイ( Lutjanus decussatus)。


釣れるたびに違う魚種なのが面白い!

僕がニセクロホシフエダイ(Lutjanus fulviflamma)。
Oさんがヒメフエダイ( Lutjanus gibbus)。


クサビベラ(Choerodon anchorago)!

スピンテール系のルアーはリーフエリアの釣りには効きますなぁ。

いぁ~~、アッという間に7種。

それではそろそろ川も良さそうなので移動してみましょう。


実はもう1種釣れたので8種~!

ちなみに釣りをされる読者さんのために簡単にタックルやルアーのことを書いておくと、ロッド&リールはバス釣りなどに使うものの流用でOK。
ラインはPE0.8~2号にリーダー12ポンド~30ポンドを接続。
ルアーは7センチ前後のトップウォータープラグ、ミノーを中心に海では5~18グラムくらいのスプーンがあるといい。
あとはこれも面白そう!と思ったものをあれこれ投げて楽しんでみてね。


ジャングルエリアに突入。

アマゾンやタイの釣行も重ねているというオルカチームだが、西表島の景色にもうっとり&ドキドキな様子だった。

川に入ってからは基本的に岸際スレスレを狙うちょっと高度なキャスティングが要求される釣りになるが、経験豊富なOさん、Hさんはビシバシとキャストを決めながら魚たちのヒットを誘っていった。

すると、マングローブジャック(Lutjanus argentimaculatus)とナンヨウチヌ(Acanthopagrus pacificus)が気持ちよくルアーを追いかけてきてくれた。

トップウォータープラグという水面でアクションをさせるタイプのルアーを使っていたので、魚のチェイスと食いつく瞬間が見え、実にスリリングであった。


岸際スレスレの陰になったところがポイントだ。


Hさんが釣ったナンヨウチヌ。

 

上流域でオオクチユゴイ

マングローブジャックやナンヨウチヌたちを相手に遊んでいるといつの間にか上流域にたどり着いた。
ここからはボートをおりて釣りをした。

渓流の趣の流れで、オオクチユゴイ(Kuhlia rupestris)という魚を狙うことができるのだ。

警戒心がとても強い魚であるが、そこはオルカチーム。慎重にポイントを打ち、見事に仕留めていった。


Oさんが釣った40cm近いナイスサイズ。

ガイドの宮城さんは60cmアップを釣ったことがあるそうだ。


Hさんが釣ったオオクチユゴイ。

銀色に輝く体に、赤みを帯びた目の縁が色っぽい。


帰り道にサキシマスオウノキ(Heritiera littoralis)を見つけた。

平たい根は「板根」と呼ばれ、かってはサバニ(沖縄地方で古くから使われていた漁船)の舵に使われたという。

 

串カツルアーにヒット&ヒット!!

オルカチームは名古屋からやってきたと書いたが、そんな彼らが後半試していたのがこんなルアー。


名古屋名物の串カツを模したルアーであった。

釣りをしたことのない読者の方の中には「こんなふざけたもので魚が釣れるの?」と思われる人もいるかもしれない。

だが、好奇心旺盛な魚は、捕食行動なのか怪しいものに対しての攻撃行動なのかは分からないが、アタックしてくるんですねぇ~。


ナイスサイズのマングローブジャック!!

スペースの都合ですべての画像は載せられないがOさん、Hさん合わせて3~4匹釣りあげていた(アタックはもっと!)。

こうして1日、僕らはマングローブリバーらしい釣りを堪能した。

仲間川に出かけたSさんは、あまり活性(魚たちの勢いとかやる気みたいなものですね)は高くなく「密かに狙っていたある魚」も出せなかったという話ではあったがマングローブジャックやナンヨウチヌが何匹かは釣れたと報告してくれた。

ここでオルカ代表のOさんがメラメラと激しく闘志を燃やした。

「な、な、な、な、ならばっ、必ずこのオレが仕留める!!」
(ホントはどもっていません。笑)

 

部下がダメならオレが獲るっ!!

Sさんが出せなかった魚とはテッポウウオ(T.jaculatrix)のことだ。

僕も2000年の釣行で初めて出会って以来数匹釣っているが、我が国ではいまだこの島でしか生息が確認されていない。

仲間川以外の流れにも生息域は広がっているようだが、釣りの対象となるくらいまとまった数が確認されているのはこの川だけだ。

そんな希少種である存在を絶対に釣って帰るぞとOさんは、このツアーに参加を申し込んだ時から決めていたのだ。

全く反応がないわけではないがどうもここ数日パッとしない。
前半メンバーの時も入ったが、とても食いが悪いかった。
そう、僕もこの川で、はじめてテッポウウオを釣り損ねた。

そうした状況を見ていたガイドの宮城さん。

「明日も厳しい状況になるかもしれません」とは伝えつつもOさんの気込みを受け、「わかりました。頑張ってみましょう!」と
翌日のオルカチーム仲間川リベンジへの全力サポートを承諾した

残りメンバーは好調だった仲良川方面を、この日入らなかったポイントも含め探ってみようと言う話になった。

さぁ、テッポウウオは出せるのか。


僕が初めてこの魚を釣ったルアーはスピナーというタイプ。

また、エビを模したフライ(毛鉤)で釣ったこともあるぞ。

 

テッポウウオとハタ祭り!

文字数オーバー気味なのでもう結果発表しちゃいます(笑)!

オルカ代表のOさん、

や、り、ま、し、た~~~~っ!!!


独特な扁平マッスルな体型にストライプ。

世界で7種存在するテッポウウオ属の中の1種がこの西表島に生息する。

同行していなかったのでファイトシーンなどはないけれど、テッポウウオのみならずマングローブジャックやチヌの釣果もスゴかったそうだ。

さすがはアマゾンやタイ釣行経験の豊富なOさん。
ポイントの奥の奥を、極めて細かく、タイトにタイトに攻めた結果であったとのこと。

目標としていた魚のキャッチもうれしかったが、西表島で試したかったというオルカ開発のロッドも快調にテストできたそうだ。

それでは前日に撮った、その竿での釣りを見ていただきましょう。


なんとも滑らかな曲がり具合を見せてくれますなぁ。

「アントマーチ」という8本継ぎのパックロッド。
長さ4.5ft、仕舞寸法は20cmと、まるでスパイの小道具!


前日もとてもよかったこのルアーが、テッポウウオにも大当たりだったそう。

ちなみにバスポンドというショップオリジナルの「チコ」。

さて、Oさんが格闘していた裏で僕らはどうであったかというと、こんな感じであった。


川に入る手前の海でカンモンハタ(Honeycomb grouper)のトリプルヒット!


河口の岩場ポイントで僕がチャイロマルハタ(Orange-spotted grouper)とHさんがヤイトハタ(Epinephelus malabaricus)


「アントマーチ」を貸してもらって僕が釣ったマングローブジャック。

オプションパーツを組み合わせると、スピニングタックルになるというのがイイ!

この日の仲良川方面だが、マングローブジャックやチヌたちよりも、ハタ系のヒットがバンバン飛び出すグルーパーdayとなった。


この晩はハタ祭り(レストラン ロコにて)!!

「これですよ!」とテッポウウオの画像をみせてくれたOさん。

本当におめでとうございます!!

こうしてふた組のツアーメンバーたちとの釣りが終了した。

同じ川をやっても、日によって、また攻め方によって、釣果の違いが出てくるのが面白かった今回の釣りツアー。

当たり前のことなのだけれど、これが釣りなんだよなぁ。


朝食前の港の釣りでみんなでながめたイリオモテサンライズ。


朝、港を散歩していたヤギさん。


イリオモテヤマネコ~なレンタサイクル

それではふたたびこの企画が行われるときは、どなたかご一緒致しましょう。

西表島の釣りって、
いつもあちこちで話しているんですが、

本当に楽しいんだなぁ!!

『ツアーで五目釣り!西表島に行こう』前編はこちら!

ツアーで五目釣り!西表島に行こう(前編)

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