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タイでエビを釣る ~バンコク・オニテナガエビ釣り堀の遊び方~

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2017.01.06
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タイでエビを釣る ~バンコク・オニテナガエビ釣り堀の遊び方~

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2017.01.06
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半澤 聖也

宮城県生まれ
フィッシングカレッジ卒業後、魚類調査会社へ所属。約三年に渡り、東北各地の水辺でフィールドワークを重ねる。東日本大震災を機に、メインフィールドを海外へ移し、タイランドで観光客のガイドや釣り雑誌のカメラマンとして活動。
現在はMonsters Pro Shopの運営と、釣り番組の制作営業に携わる。

勘違いを真実に!
盛大にやらかしてしまった。


先日、某SNSで自信満々に「ことわざに習ってタイでエビを釣ってくる」という、恥ずかしいエントリーをインターネットの海に発信してしまったのだ。

言うまでもなく、正しくは”エビでタイを釣る”であった。
珍重されるタイを、安く手に入るエビを餌に釣り上げることから、わずかな投資や労力で大きな利益を得ることのたとえである。


一度発信してしまったものを消しても今更なので、タイはタイでも鯛ではなくタイ王国で、エビを釣ることにした。
image02
「tok kun pai mai kh?(エビ釣りに行かない?)」久々にタイを訪れていた僕に、現地の友人からお誘いのメッセージが届いた。
添付されていた画像には、青い爪を持つ大きなテナガエビの姿が。

タイでのエビ釣りは大きく分けて2種類あり、一つはバンパコン川やメークロン川などの大河川で、野生のエビを釣るもの。
そしてもう一つは、バンコク市内に点在するエビ釣り堀で、気軽に養殖のエビを釣り楽しむスタイル。


どちらもエキサイティングで楽しいのだが、この日は平日。
市内の渋滞も考慮しつつ気合を入れて川に行くより、レストラン併設で食も一度に楽しめるエビ釣り堀へ、という運びとなった。

image10バンコクにはこのようなエビ釣堀が数多くあり、休日は家族連れ、平日の夜は仕事終わりのサラリーマンがビール片手にエビ釣りを楽しんでいる。

image05仕掛けはシンプル。釣竿にウキと針だけ。場合によっては多少のオモリを足す。レンタル釣り具は充実しているし、初めての人には店員さんが優しくコツを教えてくれる。

image09エサは鶏のレバーやハツを使ってるところが多い。米粒くらいの大きさに切って、針先にチョンと掛ける。

エビの釣り方
では、どうやってエビたちを釣り上げるのか。釣り堀とはいえ、実はなかなか腕の差が出る遊びである。競技、といった雰囲気すら漂う。

まずはエビにエサを気付かせる。底ベッタリから15センチくらい上までの距離で、エサをゆっくりと上下させてエビを誘う。
そしてエビたちの注目を十分に集めたところで、放置。あとはウキが横に動き出すか沈むまでじっと待つ。
1分ほど反応が無かったら、またエサを動かしてじっと待つ。その繰り返し。
反応があっても焦ってはダメ。エビは先ずハサミでエサを掴み、それから口元に運ぶ。
このタイミングは慣れが必要だが、口元で食い出したらなかなか離さないので、慣れるまでは反応を確認してから十分に待ってから(15秒ほど)アワセるのがコツ。

image17掛かったら一気に引っこ抜く。躊躇してしまうと、針は簡単に外れてしまう。

image06釣れた!ウキが沈んだので一気に抜き上げた。案外あっさりと釣れたが、常連客は何倍ものスピードでポンポンと釣り上げていく。これは経験の積み重ねによるものだろうから、まったくもって勝てる気がしない。

image15釣り上げた後に一難ある。針を外すときが要注意。細長い腕だからと侮ると…。

image19腕が長い分、可動範囲が広い!予想だにしないところからハサミが飛んできてがっつり挟まれた。これが想像以上に痛いのだ。

オニテナガエビはカッコイイ!
タイのエビ釣堀で主流になっているターゲットは、オニテナガエビ(Macrobrachium rogenbergii)と言う名の大型のテナガエビ。青いハサミが特徴的で、大きいものだとハサミだけで20センチ以上にもなる。image13ハサミだけでこのサイズ!

image18スマートフォンと比べてみてもこの通り。このエビは100グラム近くあった。

image12額角(がっかく)の形も見れば見るほどにカッコ良い。

新鮮なエビを使ったトムヤムクンを食す
何事であれ、集中するとお腹が空くものである。
ここからがエビ釣り堀の醍醐味。釣りたてのオニテナガエビ、そろそろ食べたくなってきた。

image00釣り貯めたエビを入れたイケスから美味しそうなのを何匹かチョイスし、タイの代表的なエビ料理であるトムヤムクンを注文。

image07先に頼んだコーラはバケツに入って豪快に出てきた。コーラをバケツやビニール袋に直接入れて渡されるというのは、東南アジア旅行のあるあるネタ。

image14トムヤムクン、きた!

飽きもせずエビを釣りながら待っていると、ついにトムヤムクンが運ばれてきた。
食材としてのオニテナガエビの特徴は、火を入れても身が縮まずにプリプリの食感が楽しめることらしい。
トムヤムクンが世界的に有名になったのも、この料理に適したこのエビがタイに生息していたことが理由の一つなのであろう。image03ウワサに違わずプリプリ食感。自分で釣った新鮮なエビを使ったトムヤムクンは贅沢の極み。スープは病みつきになる酸っぱ辛い味で、最後の一滴まで楽しめた。

image16料理に手をつけたいので仕掛けを引き上げると、またエビが釣れていた。トムヤムクンになったエビと生きたエビがなんだかミスマッチな写真。

image11大漁!!

この釣りは手もほとんど汚れないし臭くならないので、女性や子供連れでも安心して楽しめる。
釣ったエビは店員に頼むとすぐに料理してくれる。もちろん鮮度は抜群だ。金額も2時間釣って1000円を切るほどリーズナブル。どうでしょう、タイでエビを釣りに行きたくなったんじゃありませんか?
image01ただ、最後にもう一度。このハサミだけは本当に痛いので、絶対に挟まれないようお気をつけください!

image01マジで!!

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