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絶品の外来二枚貝 「ホンビノスガイ」を採ってきた (東京湾)

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2016.10.07
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絶品の外来二枚貝 「ホンビノスガイ」を採ってきた (東京湾)

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2016.10.07
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鍋田 陽二

1970年 福岡県生まれ
魚類と両生類をこよなく愛する中年冒険家&ハンター。
Facebook上の釣り愛好会『魚塾』の塾長を務める釣りバカでもある。

※本記事の取材は漁業権の設定が無い海域で行っております。潮干狩りを行う際は禁漁区と禁漁期間に気をつけましょう。

いざ!外来種ホンビノスガイの住む海岸に
友人の誘いを受け、東京湾某所にホンビノスガイを採りに出掛けた。
その日は大潮、午前11時前後が干潮ということで、現地への集合は10時になっていた。

ちなみに、その日は台風の通過後、急に気温も低下していたが、軽い潮干狩り程度と考えていた私は半袖半ズボンという軽装だった。

現場に到着してみると、想像していた通り、多くの方が潮干狩りを楽しんでいた。その光景を見た私は、のんびりとゆるく楽しめるものとすっかり油断していた。%e5%86%99%e7%9c%9f%ef%bc%91大潮干潮!絶好の潮干狩りチャンス到来。少々気温が低いが…

ホンビノスガイとは
ここでホンビノスガイについて簡単に説明しておこう。
ハマグリに似た大型の貝で、漢字で書くと本美之主貝。単にホンビノスとも呼ばれる。
もともと北米の東海岸全域に生息していたホンビノスだが、船舶のバラスト水に混じり太平洋を渡ったらしく、現在では東京湾・大阪湾を中心に定着している。

外来種とはいえ、在来種への影響は殆どないとされ、最近では食味の良さが注目されて食用としての流通も盛んに行われている。
そして何よりも魅力を感じるのは、アサリと違って採取後にほとんど砂抜きをしないまま食べることができるという点である。

採取開始
採取できるのは限られた干潮の時間、早速、岸際の砂地を掘り起こそうとした私に今回3回目の採取を行うベテランの友人が声を掛ける。

『ホンビノスは此処では採れない!もっと沖の方だよ….』

そう言われて沖の方を眺めると遥か遠くに海に浮かぶ人の頭がいくつか見える…。
かなり沖まで進み、どっぷり海水に浸かって採取することがここで明らかとなった。
%e5%86%99%e7%9c%9f%ef%bc%92遠くに見える人影。この時点でゆるい潮干狩りを楽しむという希望が消えた。

この低下した気温の中でどっぷり海水に浸かる必要がありそうだ…。
ゆるく楽しめそうだという希望を絶たれた私は、渋々と沖に歩みを進めた。気がつけば、先ほど遠くに見えた人影に並んでおり、同時に腰のあたりまで水に浸かっていた。

だがここまで濡れてしまえば、諦めもつくというもの。いよいよ採取にかかる。
%e5%86%99%e7%9c%9f%ef%bc%93どっぷり水に浸かり、足元の砂をかき分け貝を探す。

%e5%86%99%e7%9c%9f%ef%bc%94意外にも簡単に見つかる。しかも、かなりデカい。

%e5%86%99%e7%9c%9f5

%e5%86%99%e7%9c%9f%ef%bc%96しかも、短時間でかなりの数が採取できる。

気付けば、仲間数人で50㎏ものホンビノス貝を確保した。わずか一時間程度の出来事である。

実食
沖から上がり、早速、ホンビノス貝を食してみる事となった。
真水で殻を丹念に洗い、下記の2品を用意した

➀ホンビノスアヒージョ%e5%86%99%e7%9c%9f%ef%bc%97

材料:オリーブオイル(適量)、アスパラガス(適量)、ミニトマト(適量)、七味唐辛子(適量)、塩コショウ(適量)、ホンビノス(適量)

作り方:材料を入れてグツグツ煮るだけ。貝が開いたら出来上がり!

②ホンビノス網焼き%e5%86%99%e7%9c%9f%ef%bc%98
材料:ホンビノス(適量)、醤油(適量)

作り方:網で焼いて貝が開いたら醤油をかけるだけ!

いずれの2品も野性味あふれる大雑把なアウトドア料理であったが、お味の方は、砂抜きを全く行っていないにもかかわらず、美味しく、そして、冷えきった身体を温めてくれた。

余談
そういえば最近、我が自慢の嫁の機嫌が流石に悪くなってきた。一人で魚釣りにばかり出掛けて家族サービスをないがしろにしていたツケが回ってきたか。
そういえば、ハマグリは夫婦円満の縁起物だと聞く。今回は代用品としてこのホンビノスを持ち帰ることとした。

……ホンビノスが冷えきった夫婦仲も温めてくれるかは現在検証中である。

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