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ベネズエラ釣り紀行 ピーコックバス編

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2016.12.13
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ベネズエラ釣り紀行 ピーコックバス編

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2016.12.13
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ペスカトーレ中西



GOOD FISHING COMPANY “Huerco”の広報担当。釣り・ガサガサ・手掴み…基本的になんでもOK!見てみたい魚を追いかけ、国内~海外の水辺を忙しなく飛び回る生粋の魚バカ。

南米・アマゾンという世界に足を踏み込んでしまったのが、今から約二年前。

ブラジル・アマゾンのネグロ川へ行き、現地でトゥクナレ・アスーと呼ばれる大型種ピーコックバスを狙った。

釣りは勿論だが、幼少期の頃からの夢だったアマゾンという世界に身を置き、日々体験したことは衝撃の連発だった。

以来、南米・アマゾンの魅力に取り憑かれてしまう。次の年にはブラジル・ガイアナ・ベネズエラを釣り歩き、年一の南米釣り旅が恒例行事と化していた。

2016年最初の旅の舞台は南米・ベネズエラ。

ベネズエラは初めてではない。去年の南米釣行の中で一週間ほど滞在し、目的のロイヤルピーコックバスを手にすることができた。

しかし他にも釣りたい魚がチラホラ…他にも候補の国はあったが、釣りたいターゲットとシーズンを考え、ベネズエラに決定した。%ef%bc%91今回の相方は前回の南米釣行にご一緒させて頂いた、植木屋いたるさん。海外放浪経験の豊富な旅の大先輩。気が合う!というのが一番だけれど、同じ興味のモノにとことんアツくなれる人。住んでいる場所が近いということもあり、釣りは勿論、オオサンショウオを見に行ったり、ゲンゴロウを追いかけたり、国内でもご一緒する機会が多い釣り仲間の一人だ。

ベネズエラ・カラカスまでのチケットを手配し、あれやこれや準備しているとあっという間に出国日の1月3日を迎えてしまった。

今回の旅は1/3~2/3までのちょうど一ヶ月間。釣りたい魚種は決めているが、基本的にノープランだ。

日本からベネズエラまでのフライトは、伊丹→羽田→アメリカ・サンフランシスコ→アメリカ・マイアミ→ベネズエラ・カラカスといった具合だ。トランジットも含めると一日半。長い道程を経て、ベネズエラ、シモン・ボリバル空港に降り立った。

先ずは両替。ベネズエラでは公定レートがUS$1=BsF6で固定されているが、闇両替というものが存在しており、出国前に調べた闇レートだとUS$1=BsF833。公定レートと闇レートで130倍以上も差があった。

ちなみにちょうど一年前の前回が闇両替でUS$1=BsF130だった。まぁ普通に両替すると大損なので、この国では闇両替が旅行者の間では基本となっている。

※闇両替はホテルや街中などいたるところで行えるが、一応違法なのでご注意を…

いざ両替なのだが、空港周りだとやはりレートが悪く、US$1=BsF700。$100を両替するとBsF70000。BsF100が最大紙幣なので、闇両替をすると大量の札束になる。2100ドル札3枚が闇両替でこんな感じに…BsF50も混じっているので、さらに大変な量になった。日本円に換算すると1枚あたり20円ほどなのだけれど。

気がかりなのはこの先の移動時だった。有名な話だが、ベネズエラは不良警官・軍隊が多い。不良警官は街中にも居るが、問題なのは街から街への移動時。検問所通過時の荷物チェックで現金を抜き取ろうとしたり、なにかと荷物にいちゃもんをつけ、賄賂を要求してくる。

去年も厄介だったが、今回は7倍の量の札束を持たなければならない…この先、この札束と一緒に旅をする…なんしかダルい目に合いそうやな…考えただけで憂鬱な気分だ。

ちなみにベネズエラの物価は安い。3街中の屋台で買えるホットドックがBsF220。500mlのコーラがBsF200。日本円にするとセットで80円ちょっと…カラカス市内のホテルも中級以上で一泊BsF4000。日本円にすると一泊800円ほど。世界有数の石油産出国のベネズエラ。ベネズエラ国内におけるガソリンの価格は10リッターで1円ほど。ガソリンが水よりも安く、もはやタダ同然。

空港からカラカス市内まではタクシーで約40分。年末年始というのもあってか、カラカス市内の店は殆ど閉まっており、人通りも少なかった。

前回も拠点にしていたホテルに到着し、無事に戻ってくることができたということで、とりあえずコーラで乾杯!日本を出て二日目…移動しかしていないけれど、とにかく疲れた。今回の旅の行程計画はまた明日。この日はゆっくり休むことに…

ベネズエラ・カラカス二日目。街中でいたるさんと二人、ホットドックとハンバーガーを食べながら、今後の動きについて話し合っていた。

昨年は一ヶ月という期間の中で、ブラジル~ガイアナ~ベネズエラの南米三ヵ国を釣り歩いた。最後に訪れたベネズエラは時間的余裕がなく、釣りに使える時間はたったの一日。

なんとか釣り場に行き着くことができ、実質半日の釣りの中で、いたるさんと二人揃って目的の魚を手にすることができた。しかし、敢え無く時間切れ。

無念のタイムアップから一年。いたるさんと話し合った結果、前回の旅の続き。あの場所に戻ることに決めた。

そうと決まれば、先ずは釣り場までの中継地点となる街への移動なのだが、入国数ヶ月前から治安が急激に悪化。入国日にデモ隊と警官隊が衝突。その直後だったため、都市間バスはストップ。隣国との関係悪化伴い、コロンビアとの国境も封鎖されているとのこと。なんとも身動きが取りづらいタイミングで入国してしまった。

都市間バス運航再開を待つか、タクシーをチャーターして先を急ぐか…さて、どうする??

いろいろと考えた結果、タクシーをチャーターすることにした。料金は少し割高になってしまうが、都市間バスがいつ運行になるかわからない。後半の動きのことも考え、少しでも早く動きたい…というのもあっての選択だった。次の日の早朝にカラカスを出発。4中継地点の街までは車で10時間ほど。道中は所々で道路が陥没しているが、みんな100㌔オーバーでかっ飛ばすので非常に危なっかしい。

5車のトラブルは日常茶飯事。長距離の悪路走行が続きついに…というか、やっぱり足回りがイカれた。

%ef%bc%96オリノコ河を渡り、さらに車を走らせる。

カラカスからの道中、関所での検問は三度ほど。タクシードライバーが上手く切り抜けてくれて、二度はスルー。一度は荷物を全て開けさせられ、全チェックされるも無事に突破。

目立ったトラブルも無く、まだ明るいうちに中継地点の街に到着することができた。この日はこの街で一泊。次の日の朝一、去年お世話になった目的地の村を目指した。

7ここまでくればあと少し。さぁ、去年の旅の続きを始めよう…。

目的の村に到着。前回お世話になったみんなも元気そうでなによりだった。ここはオリノコ河の支流の一つにあたる小河川。この川でメインとなる魚種はピーコックバス。

現地名は「パボーン」。前回釣行時、この場所における三種類のパボーンの棲息を確認することができた。止水域のラグーンにはテメンシス種とオリノセンシス種。流水域の本流にはインテルメディア種がそれぞれ住み分けている。

8ロイヤルの名を冠するピーコックバス、Cichla intermedia。

今回のメインで狙うのはインテルメディア種。オリノコ河水系の特産種で、主にオリノコ中上流域に棲息。ロイヤルピーコックバスとも呼ばれるこの種はピーコックバスの中では中型種とされており、同水系に棲息する大型種のテメンシスほど大きくならないが、流水域の住人というのもあって、その性質はアグレッシブ。

9

川幅が狭く、比較的流れの早い支流のため、ここでロイヤルピーコックバスを狙う時は基本的にボートからの岸際流し打ち。

オーバーハングや倒木。岸際のよさ気なスポットにガンガンルアーを打ち込んでいく。

一級スポットにキャストが決まり、ミノーをビシバシジャークすれば…ズドーン!!!

条件が重なればトップにも好反応で、激しく水面を爆発させてくれる。流水域のパボーンは引きも強烈。ボート際で何度も突っ込みを繰り返し、激しいエラ洗いの連発!ロッドをギュンギュン絞り込んでくれた。

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13これらは全て同種なのだが、個体によって体色・模様は様々。基本は流れのあたるスポットに潜んでいるが、それに絡む条件によって体色が変化し、色彩にも傾向があるように感じられた。青々としたブッシュやオーバーハングに潜む個体は黄色、倒木に居着く個体は緑系、岩盤や岩場は銀系…といった具合。鮮やかな緑や黄もいいけれど、シブめな銀系が個人的にはお気に入り。

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エキサイティングな南米版、川バスゲーム!良い魚にも出逢えたし、最高に楽しい序盤戦となった。

次回、パヤーラ編へ続く!

 

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