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久米島(沖縄)の輝くブルーフィン! ハテの浜にカスミアジを追って

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2017.05.27
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久米島(沖縄)の輝くブルーフィン! ハテの浜にカスミアジを追って

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2017.05.27
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時川真一

沖縄本島在住の、釣り、旅、おいしいもの好きイラストレーター。

著書に「自炊ごはん はじめてBOOK」(実務教育出版)「東京あんこ案内」(マイナビ)、「トキシンの漁港めし 魚めし」(近代美術)ほかがある。

ハイサイっ!
ひと月ぶりのご無沙汰ですね。沖縄在住の釣り好きイラストレーター、時川です。

沖縄って空は広くて澄んでいるし、周りを海で囲まれているせいか、いつも「青」の色を強く感じるんですが、近所のビーチをのぞいたり、ちょいと釣りをしててみれば、生き物たちも真っ青ちゃんなのがいっぱいなんですよ。


青っ。※ルリスズメダイ(Chrysiptera cyanea)


あおっ!※ササムロ(Caesio caerulaurea)


アオ~~~~っ!!!※アオヒトデ(Linckia laevigata)

わはっ。
のっけからトロピカル病の発作を起こしてしまい失礼!!

今回は全身真っ青というわけではないけれど、鮮やかなブルーに輝くヒレが、とってもまぶしい魚を釣りに出かけました。
さぁ、いつものようにイラストとともにお見せしていきましょうね!!

離島・久米島「ハテの浜」へGO!!
今回訪れたのは、那覇の西、約100kmに位置する離島・久米島(くめじま)。


久米島までのアクセスは飛行機の場合、沖縄・那覇空港から日本トランスオーシャン航空(JTA)の小型機で35分。船では、沖縄・泊港から久米商船株式会社のフェリーがあり、2時間50分~4時間(直行と渡名喜島経由がある)。


久米島といえばクルマエビの養殖が盛ん。日本一の漁獲高を誇りますよ。もうねぇ、旨味の固まり。3本くらいガシガシいっちゃいます♪


宿泊したイーフビーチホテルでの朝食バイキング。画像左上は海をながめながらいただいた、ビーフたっぷりの朝カレー。釣りの前にしっかりとエネルギーチャージできましたよ♪


久米島の沖縄そばもおいしかったなぁ。こちらは人気の「やん小~(やんぐわぁ~)」というお店で食べた島の味噌を使ったもやしそば。


お菓子のおみやげなら定番なのが味噌クッキー。味噌風味のちんすこうといった趣です。

お目当ての魚を狙った釣りをするにあたり、この島の代表的人気スポット「ハテの浜」に向かいました。
行ったことはなくても、多くの方がTVの旅番組などで、「絶景、癒しのビーチスポット」として紹介されているのを見たことがあるのではないでしょうか!?
那覇から乗った飛行機から見たハテの浜。ワクワクしちゃいますね!


取材の際にお世話になった、地元の Iさん。ふだんは島の名物でもあるクルマエビの養殖場勤務の釣りウマさんです。「僕たちもいっしょに行くよ~」と犬ちゃんたちも同行♪ Iさんのブログ「久米島 FISHING ISLAND ver.2」


ハテの浜は久米島の東側にある全長7kmほどの、白い砂の島。午前9時に久米島の泊フィッシャリーナからボートに乗り、15分ほどで到着です!午前中は少し曇っていましたが、それでもきれいなビーチにいきなり犬ちゃんも転げまくりだー(笑)

さぁ、上陸したなら早速釣りに行きましょう。メンバーは Iさんと僕、それに Iさんの釣り仲間のSさんの3人で、ルアー(疑似餌)を投げながら、魚たちを狙っていきますよ。


ルアーって、こんなのです。

データ的な話をすると、この日の潮回りは大潮で、昼時に最干潮を迎える感じ。
今回は一般のハテの浜ツアー利用ではなく、Iさんのお仲間の船に乗せていただいたのですが、午前9時半くらいから午後3時くらいの間、下げていく潮と上げてくる潮の両方の動きを感じながら、まったり釣りを楽しむという一日となりました。

※フィッシングツアー会社のトラウトアンドキングでも航空券、宿泊の手配を含めハテの浜の釣りをしっかりと組んでくれるので、ご興味ある方はお問い合わせを。

釣りでは白砂の浜より、こんな岩っぽいところが魚が多く集まるよいポイント。岩やサンゴがあると隠れ場所、棲家として小魚やエビなどが集まり、それらを狙う大型の魚も寄ってくるんですね。

あれこれ、釣れちゃうんです
はての浜で釣れる魚は、僕がふだん遊んでいる沖縄本島のビーチ同様に、多種に渡ります。
前に紹介したカンモンハタ(沖縄名イシミーバイ)にハマフエフキ(タマン)、イソフエフキ(クチナジ)、マトフエフキ(クサムルー)、ムネアカクチビ(チムグチャー)…ほかにベラ系、モンガラカワハギ系(このあといろいろ登場)などなど。


釣りたいな~という目的の魚がいたとしても、いろんな魚があれこれとかかってきちゃうのが南国フィッシングの困っちゃうところであり、面白さ。

この日のファーストフィッシュは長~~い体に長~い口のビジュアルが実に怪しいアオヤガラ(Fistularia commersonii 沖縄名:ヒーフチャー)でした。名前に「アオ」がつきますが、それほど青い色はしていません。
浜の沖の岩場回りを狙っていたSさんが釣りました。竹筒のようなひょろ長いこの姿。アヤシイ、アヤシイ。

今回お見せしたい魚は、ハテの浜の海と同じくらい、もーっと素敵な青に染まったお方。もうちょっとでお見せしますよ!!

続いて、Iさんがフエフキダイ系の大物をバラしてしまった(ハリがはずれてしまった)あとで、
僕がムラサメモンガラ(Rhinecanthus aculeatus 沖縄名:カーハジャー)をキャッチ!
ムラサメくん。シュノーケリングでもよくみかける、ポピュラーなモンガラカワハギ系フィッシュです。このトロピカル感爆発な配色、大好きなんですよぉ!

沖縄の釣りでは万能選手的ルアーな「スプーン」という金属片タイプの投げていた僕ですが、このあともモンガラカワハギ系がガンガンとアタックしてきました。

初めて釣りました。タスキモンガラ(Rhinecanthus rectangulus 沖縄名:イノーフクルビ)ムラサメっちより、レア度高し。ちなみにハワイ州の州魚で、現地では「フムフムヌクヌクアプアア」と呼ばれています。


クマドリ(Balistapus undulatus 沖縄名:カーハジャー)。体側に走る、橙色のラインが特徴です。本島のビーチでは釣ったことがありませんが、ハテの浜では何匹もアタックしてきました。

ついに登場。ブルーフィン!
しばらくして…。
おっ、僕がモンガラ系と戯れているその先で、Iさんの竿が曲がっていますよ。
しかも大物っぽいぞぉ。

なんだなんだ~~。


すい~~~っと寄せてみれば、


出ましたっ! この魚です!!今回お見せしたかったのは。

この鮮やかな青いヒレが特徴。
前々から雑誌での久米島釣り記事や、Iさんのブログを見て、
いつか、ハテの浜でこの魚が見たい、釣りたいと憧れていたんですよねぇ~~っ!!カスミアジ(Caranx melampygus 沖縄名:ガーラ)です。

英名はその名もブルーフィントレバリー(青いヒレのヒラアジ)♪
ギンガメアジ属。琉球列島や小笠原などの岩礁域、サンゴ礁域に棲息し、成長すると1mを超す大型のアジ科の魚。
老成魚にはシガテラ毒を持つ個体もあり、ドクヒラアジの別名もあり(ちょっと怖っ)。

光の当たる角度や、魚の元気さによっては、この画像での色合いよりも、もっと深く濃く、ヒレの青が輝きます。うっとりしちゃうくらいにね!
このカスミアジですが、Iさんによるといつもはそんなにバンバン釣れるもの、見かける魚ではないということです。

ところが、この日はやたらと反応がよかったんです!
というか、あちらこちらで数匹の群れで泳いでいるのが透き通った水越しに見えますよー。ひゃぁ~、カ、ス、ミ、DAY !!

Sさんは、2匹連続でキャッチ!Iさんも2匹目をかけましたが取り込み直前に惜しくもバラシ。僕も2ヒット&どちらもファイト中にバラシ~~(ありゃ…)

いる、いる、いるっ!!
「今日はホントにカスミがいますね~ !! 」

曇ってた空もいつしか晴れとなり、カスミブルーのように輝き始めましたよ。

ああ、でもこの時の僕の心はマイナス気分なブルーでした。
なんてこったい。
カスミアジを釣っていないのは僕だけじゃないですか~!

いつものことだけど、ヘッポコエンジン全開でプッスン、プッスン。
「う、う、う、僕もなんとか釣りたいんですけど~~っ!」

そうはいっても、焦りは禁物。リラックス、リラックス。
丁度お昼。最干潮で潮どまりの釣りにはあまりよろしくないタイミングじゃあないですか。
ここで僕らはランチをとり、後半戦でのヒットに期待しました。

しかし…。

干潮から潮が上げ始めてからの後半の釣りでは、僕もでしたが、Iさん、Sさんにもカスミアジのヒットが出ません。。。
午前中と同じように、ウロウロ回遊してくるのがたまに見えるんですがね。

けっこう強めの風が吹いていたので Iさん、Sさんは風を背中に受けながら風下に向けルアーを投げていました。
同じように僕も投げていたのですが、後ろを見るとどうも気になる雰囲気のポイントが見えたので、向かい風ではありましたが試しに投げてみました。

二人からはなれ、僕は風上に向かって…。

出たっ、憧れのカスミアジ!!
するといきなり1投目に!!
風の抵抗でそれほど…というかゼンゼン遠くには飛ばなかったのですが、だからといって無駄にはせず、丁寧に泳がせてきたルアー。海に立ち込んだ僕の前方5mくらいのところまで泳いできたところで
ギューーーーン!!と横から突進してきた青い何者かが猛アタックです!!

「うわっ、アイツか~~~~っ!!」

目に入ったその姿は「細長い青」に見えたので、カスミアジではなくオキザヨリ(Tylosurus crocodilus 沖縄名:シジャー)と思い、心の中は苦笑い。
以前釣ったオキザヨリ。

だってオキザヨリのばあいは歯がギザギザで怖いし、釣り糸を食いちぎってルアーといっしょに逃げてしまうこともしょっちゅうですからね。

だが、オキザヨリではなかったのですよ!!
きっとあまりに猛スピードで突進してきたので残像が細長く目に残ってしまったのでしょう。
手前まで寄せ、浮かび上がらせたときに現われたのは、

本命!憧れ!!
ブルーフィン輝く、まぎれもないカスミアジだったのです!!!

う、れ、し~~~~い!!


このヒレの青ですよ!実際に太陽の下で見ると、もっともっとまぶしく見えるんですね。

ハテの浜という特別感にあふれた釣り場での、とびきり美しい魚との出会い。
この日、更なるキャッチはなかったけれど、十分に素敵なメモリアル釣行となりました。

犬ちゃんも「また来たいよ~」だって!!

Thank you、ハテの浜。

まぶしすぎる、空の青、海の青、そして魚の青に会いに
きっとまた行っちゃいますからね~~~っ!!

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