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北の大地を釣り歩く 屈斜路湖・阿寒湖編(北海道)

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2018.12.12
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北の大地を釣り歩く 屈斜路湖・阿寒湖編(北海道)

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2018.12.12
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鍋田 陽二

1970年 福岡県生まれ
魚類と両生類をこよなく愛する中年冒険家&ハンター。
Facebook上の釣り愛好会『魚塾』の塾長を務める釣りバカでもある。

10月中旬。北海道はすっかり気温も下がり、車の窓から見える山々は赤く染まりつつあった。今回は美しく婚姻色をまとう屈斜路湖のヒメマス・金色に輝くと言われる阿寒湖のアメマスの姿をご紹介しようと思う。

『屈斜路湖と婚姻色のヒメマス』

まだ日が昇る前に屈斜路の湖畔に到着した。
屈斜路湖はUMAクッシーで有名。湖畔には龍神様も祀られている美しい湖。

ゆっくりと対岸の山から姿をみせた朝日、水面から湧き出る霧、幻想的で美しい湖。その岸際の水面には薄っすらと赤く染まりつつある魚達が姿をみせる。ヒメマスが産卵のために湖岸の砂地に集まっていた。

 

ヒメマス(Oncorhynchus nerka nerka (Walbaum))

別日に栃木県湯の湖で釣れた個体(メス)


雄はベニザケと同様、産卵期には口先がとがり背を突き出す。

ベニザケの陸封型。産卵期は10月〜11月で産卵期には雄雌赤く婚姻色に染まる。
成長の過程においてはプランクトン食であるが、成熟し婚姻色をまとう頃には小魚や昆虫などを捕食するようになり、ルアーやフライにも反応が良くなる。

又、元々北海道の阿寒湖・ケミチャップ湖に生息していたものであるが、道内では屈斜路湖含めた洞爺湖、倶多楽湖、摩周湖など、本州では十和田湖、富士五湖、湯の湖、中禅寺湖などに移植された。

それだけ食用としても美味しく人気のある魚だと言う訳だ。

ウェーダーを履き入水した足元にもかなりの数のヒメマスが泳いでいる。しかし、キャストを続けるも中々口を使ってくれない。

一方、同行者は好調に釣れているようだった。彼の使っていたルアーを拝借し、キャストした第一投目。カツンいう手元に伝わる感覚と同時に竿先が曲がった。

引き寄せた個体はオス。

婚姻色7分といったところだろうか?初々しい少年のように薄っすら赤みを帯びた魚体は湖畔にその美しい姿を横たえた。

如何に美味しく、そして美味しい魚と言っても、彼らは産卵に備え接岸してきた個体。釣り上げるのも2匹のみにとどめた。美しい姿を堪能し、しっかり蘇生を行い。そして彼らが湖へ戻っていく姿を見送った。

使用タックル:
ロッド:Fin-ch canaria 68ML
リール:SHIMANOメタニウムMGL
    PE 1号
    リーダー12LB
使用ルアー:タスマニアンデビル7gピンク

 

ヒメマス料理
北海道釣行の数週間前になるが中禅寺湖の湖畔にあるレストランでヒメマス料理(養殖個体)は堪能させていただいた。友人と一緒に食べたヒメマス料理の定食。

3500円と非常に高級品。深まる秋に湖に泳ぐ婚姻色を纏ったヒメマス、いろは坂を覆う木々、釣り専用お小遣いの財務内容のすべてが赤く色付いていた。


ヒメマス塩焼き定食3500円。ふっくらとした柔らかい食感。全くの臭みなし。きわめて上質な塩焼きだった。高価ではあったが満足の一品。


ヒメマスフライ定食3200円

友人が食したフライ定食。同じく美味であったようだ。

 

『阿寒湖と金色に輝くアメマス』

十和田湖から2時間程車を走らせると阿寒湖。特別天然記念物マリモで有名な北海道でも屈指の観光地だ。

この湖には特別なアメマスが生息している。

アメマス(Salvelinus leucomaenis leucomaenis)

道内全域に生息するアメマス。国内に生息するイワナの仲間としては海に下る唯一のイワナである。

個体によっては河川に留まるものもおり、それらはエゾイワナと呼ばれる。
阿寒湖に生息するアメマスに関しては、非常に金色の体色が強く美しいと言われているが、何故に阿寒湖のアメマスが金色に輝くかに関しては諸説ある。

1. ワカサギをメインに食べているアメマスはワカサギの黄色っぽい色素が蓄積していき金色になるとも言われており、 基本的に湖に金色の個体が湖に多いのはそのせいだと言われている。

2. 阿寒湖は火山活動でできたカルデラ湖。硫黄分で一部の湖底が黄色となり、そこを縄張りにするアメマスが保護色で金色化した。

双方の説も依然確証はなく謎の多い魚である。

阿寒湖はしっかり漁協に管理されており、遊漁券も必要となる。管理事務所で購入し、目的としたポイントに入る。飛行機の時間が押し迫り、残された時間は3時間。
すぐさまスプーンを湖畔に投げ入れる。

2時間程は全く魚からの反応はなし。その後、ウグイが2匹程釣れるも本命は姿をみせてくれなかった。

残り15分をきったころボトムを叩いたルアーを軽く持ち上げた瞬間竿先が引き込まれる。
先程までのウグイとは違い、多少首を振っている。諦めかけた頃にかかった虎の子の一匹。取り込みに慌てて、あたふたする私をみかねて友人が助けに入った。そして、なんとか友人のネットに黄金の魚体はおさまった。

日に照らされた金色のアメマス。頭部は大きくスマートな身体。非常に美しい一匹だった。

使用タックル:
ロッド:Abu Garcia HSPS-664L MGS
リール:Abu Garcia  Cardinal II SX 2000S
    PE 1号
    リーダー12LB
使用ルアー:ドラコス 7g ♯10 OGA

秋もすっかり深まり紅葉が進む北海道。次回は北の大地を釣り歩く真冬の『巨大カジカを狙え・鍋壊し編』へと続く。

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