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ワイルドシャドーに憧れて ジャイアントスネークヘッド釣行記 (タイ王国・チャオランダム)

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2016.06.06
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ワイルドシャドーに憧れて ジャイアントスネークヘッド釣行記 (タイ王国・チャオランダム)

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2016.06.06
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今野由美子

大阪生まれ
とにかく釣りが大好き。
家族で行った漁港の五目釣りから釣りの楽しさを知り現在に至る。
夢はアマゾンに旅に出ること。
旅と釣りのことばかり考える毎日を過ごしている。

昨年、タイを訪れた折に、釣り堀で初めてシャドーを釣った。
シャドーとは世界最大級のスネークヘッド(雷魚)であるジャイアントスネークヘッドのタイでの呼び名である。
釣り堀で飼われていた個体とはいえ、そのかっこよさと美しさに触れて、この魚が大好きになった。

――自然の中で生きているシャドーたちに逢いたいな。

帰国してからというもの、そんな思いが日に日に募り、いつの間にか2016年の目標が決まっていた。

さっそく、昨年お世話になったタイ在住の日本人フィッシングガイド、シゲさんに連絡をした。
「それなら南部のチャオランダムというダム湖が抜群ですよ!」
とシゲさん。


昨年は釣りたい魚種から食べたいスイーツまで、弾丸日程の旅行だったにも関わらず、すべて叶えてくれたシゲさん。
そういえばシゲさんには、釣り堀を楽しんだ後に「次回は本物の(自然湖に生きる)シャドーが釣りたいです!お願いします!」なんて冗談で話していたっけ。
本当に連絡してきたな!って思ったかな。

5月の初旬。現地の状況は連日の猛暑と雨の不足が重なり、良くない方向へ転びつつあった。「もしかすると、やっぱり苦戦するかもしれない」とのことだった。
でも、きっと大丈夫!ワクワクばかりで不安はあまりなかった。シャドーもきっと答えてくれるはず。逢えるよきっと。全てが楽しみだ。
image00

日本から飛行機でわずか数時間、バンコクでシゲさんと合流する。今回もよろしくお願いします!
ちなみに1年ぶりに会ったシゲさんは、BABYMETALに夢中だった。今や、海外在住でも日本の文化にリアルタイムで触れられる時代なのだ。


国内線でスラーターニー空港まで乗り継ぎ、そこからは車で移動する。チャオランダム湖に到着したら、まず4日分の飲み物を購入する。上流まではボートでの移動だ。
image07ボートの先端に座らせてもらった。…綺麗!!空と水、景色の美しさに涙がでた。幸せだ。ここに来れたことに感謝した。

到着からずっと晴天猛暑だったが雲と風が吹いてきた。もしかしたら雨が降るかも?

「雨が降れば一気に状況が変わるんだけどなあ」
とシゲさん。

そんなシゲさんと私の思いが通じたのだろうか。
ポイントに到着すると、なんと本当に雨が降ってきた!恵みの雨だ。奇跡じゃないか。
image15素晴らしいタイミングで雨が降り始めた。一気に期待が高まる。

しかも、通り雨ではなく、しばらくの間まとまった量が降り続いてくれた。確実にシャドーの活性は上がったはずだ。

まだ勝手はよく分からないけれど、これは釣れるはず!と確信しつつルアーを投げる。
そして、リールのハンドルが重くなった。
「わ!喰った!」
image01
初のワイルドシャドーをキャッチ!サイズは小さい方らしいけれど、感動はとても大きかった。

カムルチーやタイワンドジョウとは違う、よりトロピカルな美しい模様。おしゃれな子だった。
本当に、来てよかった。ありがとう!

滞在中、毎回楽しみだったのが食事。

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image02
釣りから戻ると食堂に手作りのタイ料理が並ぶ。三食とも本当に美味しい。メニューも工夫されていて、ちゃんと毎食違う。食事のたびに感動していた。
初日の夜はジャイアントグラミーの姿揚げをいただき、ビールを飲んでから就寝した。

――ここでは、鳥と動物たちの声が夜明けの合図。贅沢な目覚ましだ。
image04
微笑みの国の夜明け

image13巨大なミズオオトカゲをはじめ、いろいろな動物を見ることができた。

image11朝に猿がよく鳴く日は暑くなるらしい。

 

ボートには私とシゲさん、そして船頭のお兄さんの三名が乗り込む。
image19
シゲさんは針を外したルアーで状況を探りつつ、的確にアドバイスをしてくれる。船頭のお兄さんは、釣れなくて、暑くて、心折れそうな時にいつも和ませてくれた。


開始してしばらく、まだ何の反応も得られないままルアーを投げていると、水中の木に釣り針が引っかかってしまった。自力で外すことができずに困っていると、なんと船頭さんが水中へ飛び込み、わざわざ潜って回収してきてくれた。

…そこまでやってくれたからには、釣って期待にお応えせねば!気合を入れなおしてキャストを再開する。その途端である。ギュッと強く竿が引き絞られた。シャドーだ!船頭さんと私の想いが通じたのだろう。
image09
image17紫色をベースにとした模様に彩られた魚体は、光の反射によって虹色に輝く。

シャドーの釣り方は、ひたすらルアーを投げて投げて投げ続けるというストイックなもの。しかも、出来る限り早スピーディーに。
湿度が高い猛暑の中で反応の無い時間が続くと、体力を凄まじい勢いで消耗していく。何度もめげそうになるけど、その分だけ釣れた時の喜びはとても大きい。
image16

へとへとになった頃に突然「ガッツーン!!」と訪れる金属的なアタリ。そして強烈な引き。だけど、水面に浮いた魚体は、その豪快なファイトに似合わぬ美しい模様で虹色に彩られている。そして、その表情はどこか優しい印象でかわいらしい。
image06
カスープも釣れた。ルアーをひったくるように食い、よく引く。シャドーに負けないくらい嬉しくて楽しかった。

image12シゲさんにも!

夕方に釣りを終えて宿へ戻ると、食事の前にお風呂を浴びる。
初日はタンクに貯められた湖水で水浴びしたけれど、二日目からは面倒くさくなって湖水浴で済ませてしまうようになった。昨年まではみな湖水浴オンリーだったらしい。
image18汗だくになった後に入るお風呂(湖)は最高!

嬉しいことに、慣れてきたのか時間と共にバイトは増えたような気がした。

そして最終日。疲れもあったのか、ここへ来て暑さを辛く感じはじめた。それでもルアーを投げ続けて、ようやくヒット!しかし、針が外れて逃げられてしまった。これは堪えた。

そしてタイムアップも近づき残り10分。お土産どうしようかな~などと話しながらノンビリ投げていたときのことだった。
シゲさんが突然「ベイトが――!」と口にした瞬間に強烈なアタリが!
先ほど一匹取り逃がしていたこともあって、シゲさんは「落ち着いて」と声をかけてくれた。
すごい緊張感…!
しかし、健闘むなしく流木に釣り糸を巻かれてしまった。あっと思う間に竿は軽くなり、逃げるシャドーが吐き出した泡がたくさん、水面に浮いては弾けた。

なんだか笑ってしまった。また会いに来なさいなってことかな。

―うん。また逢いにくるよ。
image05自然下で出会い、触れるシャドーはまた格別だった。

image14お気に入りの一枚。変顔だけど二人とも笑ってるみたいだ。大好き。シャドー。

image03最後はみんなでパチリ!ありがとうございました!また、みんなに逢いたいです。…シゲさんがベビメタポーズをとっていたことには帰国してから気付いた。

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