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インドネシアでジャワヤスリヘビを無理やりつかまされた話

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2017.02.02
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インドネシアでジャワヤスリヘビを無理やりつかまされた話

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2017.02.02
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山根正之

幼少期をシンガポールで、中学・高校とアメリカで暮らしていた。シンガポールでは海釣りでハタ系の魚やタイなどを釣っていた。アメリカでは、バスフィッシングクラブに所属しており、高校3年間トーナメントに参加。3年目には賞金王やクラシックチャンピオンなどの賞を勝ち取る。
現在は、Chilltripを運営しながら日本・海外の魚を追い求めながらTRANSCENDENCEでロッドの開発に携わる。
https://www.transcendence555.com/transcendence

昨年の3月、インドネシアのジャングルへ行くことになった。
旅の目的は釣りと熱帯魚採集だったのだが、今回はその道中で出会ったヘビのお話。
私は基本的に魚を追いかけているのだが、遭遇した生き物は手あたり次第に捕まえるようにしている。インドネシアの密林は珍しい生物の宝庫。見たこともない生き物たちであふれかえっている。

特に、インドネシアのジャングルなんて図鑑でしか見たことがない、いや図鑑にすら載っていない生き物に溢れている。
そんなパラダイスに行くのだから、魚しか見ようとしないのはもったいない。トカゲもカメも昆虫も例外ではない。
ただ、ヘビは苦手! シマヘビですら捕まえるのためらうし!
たしかにヘビはカッコいいし、見ていて面白い生物だと思う。が、やっぱり毒が怖いのだ。
特に海外のヘビなんてどいつが毒を持っているか判断のしようが無い。海外、特に東南アジアの森林地帯なんて名前すら分からないようなヘビばかり。毒の有無がはっきりしないので触れるのが怖い。

「ジャワヤスリヘビ(Acrochordus javanicus)」。それまで名前すら知らなかったそのヘビと出会ったのは、奥地の小さな村だった。

滞在させてもらっていた村の水上家屋の傍に、怪しげな麻袋がぶら下げられ、水面に浸っているのに気が付いた。
袋をつついてみると、何かしらの生命感を覚えた。
「なにこれーー!?」
気になる…!いてもたってもいられず、村人に訊ねる。
不自然なほど満面の笑みを浮かべながら麻袋を水から引き上げる村人。
「怪しい…。魚だったら、あんな顔は浮かべないはず…!」
おもむろに覗き込んでみる。…なんだ?太いロープ?ヘビ?いや、それにしては太いよな?

訝しんでいると唐突に「尻尾をつかめ」ときた。
「え?その展開って絶対ヘビやん…!怖い!」

よっぽど怯え切った表情になっていたのだろう。それを見て村人たちは大喜び。
その生物、ぶっちゃけヘビを袋から取り出して全貌を見せてくれた。“アジアのアナコンダ”と呼ばれることもあるというジャワヤスリヘビ。デカい…!

長い!太い!デカい!強そう!でもって、めちゃくちゃカッコいい!!
そして、ストックしてるってことは村の人たちコレ食べるのか…。

その後、なんだかんだで尻尾を持たされ、持ち上げさせられ、腕の中で思いっきり暴れられ、生きた心地がしなかった。
でも、とても貴重な体験をさせてもらったと思う。ジャワヤスリヘビはいわゆるミズヘビの一種で水中生活に特化している。麻袋を水に浸けていたのも、その方が彼らが落ち着くからなのだろう。

ちなみにこのジャワヤスリヘビ、すごく珍しいヘビだと思っていたのだが、雨季のインドネシアでは意外と遭遇しやすいようだ。
私も実際に現地の人と漁に出た際、網にかかっているのを目撃した。

このヘビに限らず面白い動物たちが目白押しのインドネシアの森。
生物や自然に興味のある方はぜひ一度訪問してみることをおすすめする。

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