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タイでテッポウウオを釣って食べてきた (タイ王国・メークロン川)

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2017.02.18
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タイでテッポウウオを釣って食べてきた (タイ王国・メークロン川)

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2017.02.18
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鍋田 陽二

1970年 福岡県生まれ
魚類と両生類をこよなく愛する中年冒険家&ハンター。
Facebook上の釣り愛好会『魚塾』の塾長を務める釣りバカでもある。

タイ王国バンコクといえば東南アジア最大の都市。
雄大な自然とは程遠いように思われがちだが、実はバンコクおよびその近郊の河川には多くの魅力的な魚が自然下に生息している。

今回はその中でもひときわ変わった生態で知られるテッポウウオを釣り上げようとバンコク郊外を流れるメークロン川を訪れた。バンコク市内のホテルから1時間ほど車で走り明け方のメークロン川に到着。
テッポウウオは英名をアーチャーフィッシュといい、水面から水を噴射し、木にとまっている虫などを射落として食することで有名である。

テッポウウオ属は7種から構成されており、セブンスポットアーチャーフィッシュ、スモールスケールアーチャーフィッシュ、そして日本でも八重山諸島で見られるバンデッドアーチャーフィッシュなどが有名である。

さて、実際にテッポウウオを釣ろうと船に乗り込んだ。
上記したように木の上の昆虫などを捕食するテッポウウオ、狙うなら茂みの下や水上家屋の下がポイント。岸際にルアーを投げ込んでいく。水上家屋の下になどに姿を見つけることはできる。

数は驚くほど多い。しかし、警戒心が強く、また数メートル先の虫をも射落とす視力。
すぐにこちらの存在に気づき逃げ去ってしまう。そんな中、水面のルアーを何者かが水中に引きずり込んだ。テッポウオ!…じゃないね。

テッポウウオではなく、シルバーバーブ(現地名プラータピアン)であった。

お金持ちそうな家の軒下にはテッポウウオの生息数も多いような?

岸際にキャストを続けるも…..喰わない。

その後も、テッポウウオを探しながら、家屋、茂み、はたまたボートの下なども隈なく探しながらキャストを続けるが中々ルアーに食いついてこない。賢い魚である。家屋の軒下も食い入るようにのぞき込む。我ながら不審者としか思えない。

そうこうしているうちに、ポツポツと雨が降り出した。空を仰ぐと厚い雨雲もこちらに向かってきていた。
テッポウウオは水面での釣りが主体、雨が降って水面が雨で打たれたら限りなく確率は低くなる。焦りながらもキャストを続ける。

あっ、ミスった!ルアーが茂みに突っ込んだ。
その瞬間、枝にぶら下がったルアーに水面を割って魚が飛びついた。『あっ!なんか釣れちゃった!!』ボートを茂みに寄せてポッパーと魚を回収。その魚はテッポウウオであった。セブンスポットアーチャーフィッシュか?

浮かれて鉄砲持ち。

そしてテッポウウオ回収と同時に大粒の雨が降り出した。これでは釣りならないと、この一匹のテッポウウオを庶民的なタイ料理屋さんに持ち込んだ。テッポウウオは一部の地域で食用とされているようだ。なんといっても精の付きそうな名前だし…

魚のお腹から下は揚げ物に…

一品目のテッポウウオのディープフライ(ナンプラーで味付け)の完成

二品目のテッポウウオのスープ。トムヤムテッポウウオといったところだろうか?

釣りに集中して朝昼の食事まとめてとることになり、一層この一匹の魚が美味く感じた。
身はふわふわで癖も臭みも全くなし、きわめて上質な白身でタイ料理の味付けとの相性も抜群であった。バンコク市内に戻ったころにはすっかり夜だった。

一日中テッポウウオを追い回した私は疲れた体でバンコク市内に戻った。
そして、まっすぐホテルへ直行、いつの間にかぐっすり寝てしまい、気付けば翌朝を迎えた。

……どうやらテッポウウオには、期待したような効果はなさそうである。

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